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高輝度白色LEDを52個使った水中ライトの製作

前回、LED20個を使った水中ライトを作りましたが、全然明るく無い。。。特に昼間のダイビングでは使い物になりません。
単純にLEDを増やせばもっと明るくなるだろうと言う事で、今回はLEDを52個に増やしました。

元になるライトはこれ、定番の東芝水中ライト。
以前水没したやつだから縁起が悪いかも(^^;)

電池押さえ&電球ホルダー。
前回の実験で溶けてしまったやつですが、電球は使わないので単なる電池押さえとしてこのまま使います。

ライトの蓋&電池交換キャップ。
これには反射鏡がついてますが、今回は使わないので外します。

穴に指を入れてエイヤ!っと引っ張ると外れます。

今回はユニバーサル基盤を使わず、ポリプロピレン板を丸くカットして、52個のLED分の穴を開けました。
まっすぐになってないのは御愛嬌ということで…(^^;)

これにLEDを2つずつ瞬間接着剤で留めて、反対側をハンダ付けしていきます。
LED2つに電流制限抵抗を1個付けていきます。

なぜ2つに1つかと言うと、抵抗が10オームのやつしかないので、それを元に計算。電池はニッケル水素の充電池を使うのですが、負荷をかけて満充電で約1.3Vあります。LEDの規格は20mAで3.4Vですから、10オームの抵抗が使えるのは、LEDを2つ並列接続して、電池を3つ直列にすればOK。
こ難しい計算をすると、

1.3V × 3=3.9V
3.9V - 3.4V = 0.5V
0.5V ÷ 0.04A = 12.5オーム。

少し抵抗値が低いのですが、充電池は使ってるうちに電圧が下がるので、これでいいでしょう。
もっとも規格以上の電流をかけるとLEDの寿命が減るそうですが…。

気が遠くなる作業です…。2つずつ付ける毎に、電池を接続して導通&点灯テストをしていきます。
ハンダの乗りが悪いと出来上がってから接触不良で点かなくなるかもしれないので慎重に。

やっと半分完成。ここまでで3時間。。。
もう疲れたので今日はお終い。(^^;)

下に敷いていたカッティングマットが汚くなったので100均で買ってきました。ハンダ付けや工作に丁度いい大きさなので、また汚れることを考えて3つ購入。これ便利です。

で、海に行ってたので1日おいてやっと完成です。
52個のLED、壮観ですね。
いや、、、エイリアンの卵みたいですが…(^^;)

ちなみに裏はこんな感じ。お〜汚い。(笑)

中央が空いてるのは、ここに電池ホルダーの突起物が当たるためです。電源用のリード線を出しておきます。

いきなりですが、完成です。。。

途中の写真を撮るのを忘れました。
電池ホルダーとLEDのついた基盤をホットメルトで接着し、このままでは押さえが足りないので、1mm厚のアルミ板を切ってスペーサーにしてます。
写真のLEDの周りにあるシルバーの板みたいなヤツがそれです。

照射テスト。

左が今回作成した52個のLEDを使ったライト。
中央が前回作った20個のLEDライト。

明るさが全然違いますね。\(^_^)/

ちなみに右端はホームセンターで購入した1WのLEDを使ったライトです。集光してるのでかなり明るいのですが、若干色が赤いです。

元々のクリプトン球ライトだとこんな感じ。こちらも集光してるので明るいですが、色が赤い。

と言う事で、52個のLEDライトは完成しました。水中でどれくらい使えるか、今度のダイビングで試してみます。

この製作記事を真似て作成し、使用した場合における安全性については保証できませんのでご了承ください。

2006.2.13


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